パソコンを初期化する方法⁉
パソコンを使用していると問題が起きてしまうことってありませんか?
ウイルスに感染して動かなくなってしまった場合や、誤って重要なシステムファイルを削除してしまったりして、パソコンが正常に動作しなくなってしまった。
そんなときは初期化を行います。
初期化することでパソコンのデータはすべて削除されますが、購入時の状態に戻すことができるので、あくまで最後の手段としてやり方を覚えておくと便利です。
やり方としては、主に3つあります。
1つ目はリカバリー領域から初期化するというもの。
市販されているパソコンの多くは、問題が起きた場合に備えて、HDDなどの記憶媒体にパソコンの初期化を行うための情報が書き込まれたものがあって「リカバリー領域」といいます。
これをを利用することで、パソコンの初期化を行うことができ、パソコンの初期化方法の中ではスタンダードなやり方になります。
リカバリー領域を用いた初期化は、他の初期化方法に比べ、初期化完了までの作業スピードが速いです。
ただ、HDDそのものに異常が発生し、HDDが読み込めなかったり、リカバリー領域を誤って削除してしまっていたりする場合は、初期化できなくなってしまうことがあります。
2つ目は「リカバリーディスク」を使用して、パソコンを初期化する方法。
リカバリーディスクは、パソコンをリカバリーするディスクのことで、パソコンを購入した時に付属していることもあります。でも、最近ではリカバリー領域がHDDに内蔵されていることが多いので、リカバリーディスクが付属されているのは少ないです。
なので、リカバリーディスクは、パソコン購入時に自分で作成しておく必要があります。
作成方法は、パソコンのメーカーやOSの種類によって異なります。各メーカーでリカバリーディスク作成用のツールが用意されていることが多く、パソコンの説明書をよく読んで、作成しておいたほうがいいです。
リカバリーディスクを作成しておくと、万が一、パソコン内のリカバリー領域に不具合が起きても、パソコンの初期化を行うことができます。
3つ目が「インストールディスク(ソフトウェアをパソコンにインストールするためのCD-ROMやDVD-ROM)」を使用して初期化する方法。
自作のPCを使用していて、リカバリー領域やリカバリーディスクがない場合や、HDDの不具合でリカバリー領域を使用できず、リカバリーディスクも準備していなかった場合に行います。
初期化する際の注意ですが、使用しているパソコンのOSによっては、パソコンの初期化を行うと、基本的には自分でインストールしたアプリケーションや写真、テキスト、文書ファイルなどのデータがすべて消去されてしまうことがあります。
完全初期化するのではなくデータを残したままパソコンをリフレッシュする機能がある場合もあるのですが、万が一ということもあるので、パソコンの初期化を行う前には、バックアップしておくと安心です。
Windows初期化の状態とバックアップの仕方を紹介した動画